始めまして。記念すべき第1回の記事です。私は10年ほど一般的に言われるデータサイエンティストという仕事をしております。現在は広告・マーケティング周りの仕事をしています。

さて本記事に訪問された方はどのような目的でこられたでしょうか。

  • 現在会社からいわれて業務にデータ分析を取り入れるよう指示があった
  • キャリアアップとしてネクストステップとしてデータサイエンティストになりたい
  • 理工系の学生であるが、就職先としてデータサイエンティストを目指したい。

という方が多いのではないでしょうか?

本記事では現在データサイエンティストの方にはキャリアアップを、なりたい人にはどうすればなれるのか?などを私の体験からご教授できればと思います。

スキルがあるだけではなれない

データサイエンティスト協会は3つのスキルセットが重要としてスキルセットを公開しています。しかしこのうちのいくつかもしくは全部満たす能力があれば必ずしもデータサイエンティストになれるかと言えばそうではないのです。

(参考) http://www.datascientist.or.jp/news/2014/pdf/1210.pdf

この能力を満たしていなくともデータサイエンティストを名刺に刻むものもいますし、能力があったとしても全然異なる部署で働いている人もいます。分析など全くやった事がなくても会社の戦略上分析部署のマネージャーになることもあるります(望む望まずかは問わず)。そもそもデータサイエンティストという職業は人事や法務みたいなものだと考えれば私の中ではしっくりきます。やりたいとかなりたいだけではなれず、それを必要とする会社に勤めること、そこで当該業務の担当に抜擢される必要があるのです。

マーケットはどこだ

医者、弁護士と異なりあるスキルセットがあればなれる職業でない以上、市場をみずしてやみくもにスキルセットをあげるのは得策ではないでしょう。従って製品(データサイエンティスト)ではなくマーケット(雇ってくれる企業)を分析してみましょう

まずは求人で探してみよう。googleで検索するとhttps://www.green-japan.com/jobtype-l/190210/01?ad_route=dsa&gclid=Cj0KCQiAzfrTBRC_ARIsAJ5ps0undM01qIhx6FGjn72RgoCJ0r9SB2DmJxljaINqJU5A799QP35O_KgaAgUMEALw_wcB

がでてきます、年収としては500万〜1000万超えという中途市場の中では比較的高待遇であることが分かります。求人数に関しては意外に多く感じたのではないでしょうか?ここから工夫が必要で、偽装データサイエンティスト求人を見ぬく必要があります。まず他社への派遣前提のものや、データ加工のみの求人は避けましょう。見抜き方は慣れてくるとわかるりますが、慣れないときは年収500万を切るものは除外としたほうが良いでしょう。こうすることでaboutでも述べたような稼げない場所を除くことができます。

求人企業の特性

エンジニアでも顧客に導入提案をするSIや、顧客常駐ヘルプデスク、社内情報システム、自社プロダクト開発と同じ職種でも働きが方が大きく異なるように、データサイエンティストも企業が求めている職種の特性により働き方が異なります。以上の求人で出てきた企業を大まかに以下のように分類しそれぞれの働き方を見てみましょう。

  1. BtoB 他社向けサービス
    • 主にSI,IT,コンサル,会計系コンサルファーム、広告会社などです。特にbrainpad,albertなどのように分析サービス自体を提供する企業もここにふくまれます。高いコミュニケーション能力とプロジェクトマネジメントの能力が求められます。
  2.  BtoB 自社向けサービス
    • 自社プロダクト開発を行っている会社が挙げられます、主にIT系のスタートアップが多い。例えば名刺管理サービスのsansanや求人サービスのビズリーチ等が有名である。イノベーションを前提としているため高い専門性が求められます。
  3. BtoC 自社向けサービス
    • 伝統的な大企業やEC,ソーシャルゲーム運営等がここに該当します。規模が大きいため消費者のデータが蓄積されるので、主にマーケティングなどでデータ分析が活かされます。Amazon,ネットフリックスのようなC向けベンチャーもこちらにはいります。外資系とそうでないかで、勤務状況は大きく変わります。外資系は分析そのもので付加価値をつけるので、かなり高度な専門性が必要と思いますが、国内企業はまだトップダウンで分析の組織ができあがったばかりなのでこれから組織をひっぱていくリーダーシップや社内調整能力が求められます。

いかがでしょうか?同じデータサイエンティストの求人といっても、企業の業態によって求められる能力や適性が異なるというのはお分かりいただけたろうか?

まとめ

  • データサイエンティストはあるスキルがあれば必ずしもなれるというものではない
  • 企業により求めるデータサイエンティスト像は異なるし、求められる能力や適性は異なる

次回は新卒学生向けに、どの業界を目指せばよいかをお伝えします。